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HOME > こさかジャズを楽しむために > 音楽の3要素からジャズを語る 第二話 リズム(その2)
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リズム(その2)
リズム(その2)
キューバの大衆音楽ルンバ(rhumba)。アフリカ系の打楽器とコーラスを主体とした民俗的な舞踊音楽が本来のルンバ。ダンスのルンバや掃除機のルンバとは違う。

おさらい

 前回はリズム編の導入として、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人の人々の扱いが、アメリカ合衆国とカリブ海の島々や南アメリカの国々とでは扱いがかなり違った、という話を書きました。アメリカ合衆国は奴隷である黒人たちの言語や文化を根絶やしにするように扱った。一方、その他の国々は合衆国に比べれば鷹揚で、黒人たちは自分たちの言語や文化を継承することができました。アメリカ合衆国の奴隷の人々はもうキリスト教しかダメでしたが、ラテンの国々では、アフリカで信仰していた自分たちの宗教とカソリックを融合させてサンテリアやブードゥーという宗教を作り上げていきました。

 さて、昔、「ルーツ」というドラマがありました。西アフリカからアメリカ合衆国へ奴隷として連れてこられた少年から始まる黒人奴隷の物語です。このドラマは合衆国ならではのものだと思います。なぜなら、合衆国の黒人たちは自分たちの祖国がどこで先祖はだれでとか、そういうファミリー・ヒストリーが彼らの記憶から消し去られているからです。だからこそ遠い昔、人として生きていた先祖のことをどうにかして知りたい。そう思うのが人情でしょう。

 ということで、ようやく本題に入りたいと思います。


アフリカ由来とヨーロッパ由来

 さて、みなさんラテン音楽って聞いたことあります?キューバのチャチャチャ・ルンバ・マンボ、ブラジルのサンバ・ボサノバ…。どれもこれも踊り出したくなるようなリズミカルな音楽です。

 ニューオリンズ・ジャズやスウィング・ジャズも陽気で、踊りたくなる音楽ではありますが、リズムで畳み掛けるような躍動感とはキューバやブラジルのほうが強力だと思います。ラテン系の音楽はパーカッション(打楽器)がバラエティーに富んでいて、それぞれが絡み合ってグルーブ感(ノリ)を作り出している。それに対して、ジャズは打楽器といえば基本的にドラムだけです。ドラムといえば小太鼓・大太鼓・シンバルと昔は三人掛かりでやっていたのをひとりでやってのけるために開発された楽器ですが、やはりそこは多勢に無勢、3人も4人ものパーカッショニストが一丸となって紡ぎ出すリズムに比べると非力です。

 ラテン音楽ではいろいろな打楽器が使われます。ボンゴ・コンガ・ティンバレス・マラカス・ギロ・アゴゴ・カウベルなどなど…これらはアフリカ由来のものです。対して、アメリカ合衆国はどうなのか。ジャズでなくてはならない打楽器といえばドラムですが、基本的にヨーロッパ由来の楽器。アメリカ合衆国の黒人たちは、奴隷であった間に、アフリカにいるころ慣れ親しんでいた打楽器は奪われ、それとともにあった音楽文化を消去させられました。しかし、身体にはあのアフリカで慣れ親しんでいたリズムがDNAに刷り込まれていた。それを頼りに西洋の楽器をもちいて作り出したのが2ビートや4ビートという跳ねたリズムです。1拍目は4分音符で、2拍目は8部音符の3連の間の音を抜いたもの。言葉で表せば「ターン・タッタ・ターン・タッタ」となります。これを「スウィング」といいます。


あいも変わらず「チーチッキ、チーチッキ」

 ジャズのリズムもラテンのリズムもどちらも黒人たちが生み出したものなのですが、ラテンのそれはアフリカ直系の長い歴史を経たもの、それに対して、ジャズのそれは西洋の楽器を用いて生み出された、たかが100年ちょいの歴史しかない。なんせ年季が違う。ジャズがニューオリンズで誕生してから、白人たちにバカうけして白人による白人のジャズとして白人社会にすっかり市民権を得たスウィング・ジャズまでのおよそ40年ほどの間、ドラマーたちはあいも変わらず「チーチッキ、チーチッキ(リズムキープしている時のシンバルを叩く音を擬音化したもの)」とスウィングのリズムを刻んでいたのです。そしてジャズの革命であるモダン・ジャズが登場した後、ジャズは「踊る」音楽から、アドリブ主体の「聴く」音楽へ変身を遂げ、他の楽器が新しい奏法が生まれました。もちろんドラムもがんばって変身しましたがリズムキープをしている時の「チーチッキ、チーチッキ」というスウィングビートは基本的に同じでした。


アフロキューバンリズムでジャズに喝

 ちょっと話はそれますが、ジャズの革命期、先陣をきったのはなんといってもアルトサックス奏者チャーリー・パーカーです。女性関係、金の貸し借り、クスリと、私生活は自堕落というか破滅的というか、とにかくそんな強烈な生活習慣がたたってなんと34歳の若さで死んでしまいました。ところが、こと音楽に関しては練習大好き、モダン・ジャズの原型であるバップスタイルにおけるアドリブの方法論を打ち立てたのは彼です。彼が練習に練習を重ねて作り上げた独特の節回しのアドリブフレーズは「パーカーフレーズ」と呼ばれ、ジャズメンはみんなそれにシビれ、アルトサックス奏者だけでなく、ピアニストもギタリストもどんな楽器の奏者であっても、自分のアドリブにパーカーフレーズを織り込んだものです。

 で、ここでいうバップスタイルとは何か。第一話でも書きましたが一言で言えば、「自分たちがアドリブをし倒したいがために作り上げたスタイル」。スタンダードナンバーからメロディとコード進行を引用して、メロディを奏でたあとは、そのコード進行の上でアドリブを延々繰り返す、そして最後にメロディに戻っておしまいというもの。聴く方にしてみれば、アドリブがおもしろくなければ単調ですぐ飽きてしまう音楽でした。確かにチャーリーパーカーは素晴らしい。けど、いくらお好み焼きが美味しいからといって、毎日食べ続けるといやになる。ということでセンセーショナルに登場したバップスタイルですが、数年で落ち目になってしまいました。

 そこで、「これはなんとかせねば!」と立ち上がったのが、チャーリー・パーカーの朋友ディジー・ガレスピーというトランペット奏者。「いつまでチーチッキ、チーチッキやっとんねん!」と気が付いたのでしょう。キューバはハバナ出身のコンガ奏者チャノ・ボソをバンドに迎え入れ、強烈なラテンビートであるアフロ・キューバン・リズムの躍動感をマンネリ化したモダンジャズに注入し、落ち目のジャズを蘇らせることに成功しました。

キューバではチンドン屋さんもノリノリ。よく聞けばポリリズムを刻んでいる。



スウィング・ジャズの代表格、ベニー・グッドマンが演奏する「SING, SING, SING」。ドラマーであるジーン・クルーパーの太鼓は「なんちゃってアフリカ」。スウィングビートで跳ねている。



ディジーガレスピーと彼の楽団の演奏。チャノ・ボソも好演。曲名である「Manteca」は、「汗」の意味。この躍動感はそれまでのジャズにはありませんでした。イントロのベースラインで、もうアフロキューバンな感じが出ています。

ではまた。

Copyright 桑島 紳二(大阪商業大学教授)
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